ダンガンロンパV3感想です〜!
ガッツリネタバレしますので注意して下さいくださいね。
後から知ったんですが、V3は希望ヶ峰学園シリーズでは無いんですね、どうりで。
ダンガンロンパ新章としては良いと思うんですが、前作達を直前にプレイしていた事もあり、真相を知った時は「?!?!?!」でしたね。
プレイし終えて、色々思い出してみると、矛盾点や気になる事が多々あるんですよね。
例えば、ネットを見てみると、大きなテーマとして「嘘」がある為、どれが真実でどれが嘘か分からない仕組み らしいのです。
プレイヤーに想像の余地を与えるにしても、それにしたってやんわりしている部分が多すぎて、結局何だったのかモヤモヤするんですよね。
考察を調べても全く真逆の事を書いていたり、それが狙いだったのかも知れませんけど、私は幾らなんでもこれは……と思いました。
散々「これはダンガンロンパシリーズ53作目」と言っておきながら、最後の「模倣犯」発言……これはどういう事なんですかね。
希望ヶ峰学園や、コロシアイは本当にあった事なのかもしれないし、そうで無いかもしれないって事?
だったらさっきの裁判は一体何だったのか!!?
時間の無駄か?!?!
テーマに「嘘」があるからといって、何でもかんでも「嘘」で片付けるのは難しいですよ……
第一章
主人公CV神田沙也加か〜と思ったら、まさかの主人公交代。最原くん可愛いから嬉しかったけどね(ありがとう赤松)
才囚学園メッチャ不気味でビックリしました。
ジャバウォック島懐かし過ぎだろ。
一章で面白かったのは、協力したがらない参加者達がいた事。
今までもそういう子は居ましたが、最初から皆が団結して無いのが良いですね。
赤松さんが頑張ろう!って言ってる中、「いい加減にしてよ」は雰囲気最悪で気の毒になりましたわ(笑)
図書館での準備中、赤松さんがやたら頑固で負けず嫌いだなと思ったら、正に犯行の準備中だったという……
カメラあんなテープで本に貼ってたら、フラッシュ焚かなくても気付かない?入って来て真正面だよ。
あと砲丸で殴るには相当の腕力が必要って言ってたけど、白銀さんは怪力なの?!?
というか、あんな意味深な事言っておきながらあっさり死んでる天海くんには驚きましたね。
え?!これから引っ掻き回してくれるんじゃないんかい!とね……
第二章
モノクマーズ無能過ぎません??!
可愛くても普通に必要性感じないんですけど……モノクマの空気が薄くなっただけな気がします。
王馬くんとゴン太の虫なご覗きたいー!!
悲鳴上げる王馬くん見たいー!!
星くんのビデオ可哀想過ぎません……?誰か居ろや……そういうシナリオだったにしても自ら命を差し出せる程生きる希望が無かったなんて、悲し過ぎます。
しかもピラニアに食われて……食われる瞬間を目撃してた皆はどうしてそんなに冷静なんだ?!「満腹みたいだよ」じゃ無いよー!!!星くんが詰まってんだぞ!!いくら直ぐに血で濁ったっていっても、尚更エグいよ!
それから、東条さんのおしおきハードでしたね!♪♪♪♪
あそこまで必死に逃げようとするからこそオシオキの残酷さが浮き立つんですよね。
国一つ任される高校生って、国家頼り無いな!!
布は気付かなかったにしても、浮き輪はマジカルショー前にササッと回収出来なかったのかなぁ濡れるのはもういっそ下着で飛び込んじゃえば脱いだ後の服の行き場も考えなくて良いし。
第三章
アンジーさん怖いですわ……そして完全に洗脳されている人達、何故!
才囚学園から出る事を諦めてそこで暮らそうとするアンジーさん率いる生徒会と対立っていう展開面白いですよね〜。
まあ、その後アンジーさんは真宮寺くんに殺られる訳ですけど……まあ、運が無かった^ ^
布を被せる際に鎌を置くって、三人も人が見てる前でよくバレませんでしたよね。
アレは何度想像しても良いやり方が思い付きません。最初から中に入れて畳んでいたにしても、流石にボコッとなりますし、広げてファサァ…とやって設置するのも至難の業ですよね。
あと「いは うま」からのメッセージ書き足しの件は、この時点から王馬くんが書き足してるのは少しおかしくないですか?最終的には「このせかいはおうまこきちのもの」となるのに、超高校級狩りの事も詳しくは思い出せていない状況でこれを思い付くのはムリがありますよ。適当に書いて文は後付けならもっとムリですし。
それから、結局死者蘇りは事実だったんでしょうか。本当に天海くんが「お騒がせしたっすね」とか帰って来たらホラーですよ。もしこのコロシアイがバーチャル世界だったとしたら可能でしょうが、実際の所は分かりませんしね。
第四章
王馬<あんなバカの事なんか知るかよ!
王馬くんって酷いなぁ、せめて他の言い方があるやろぉ、好きなんだけど(王馬最推し)
記憶も無いのにオシオキされたゴン太、本当可哀想という言葉では片付かない。ただ確かに、キッカケは王馬くんとはいえ、決断したのは自分だからね。騙されただけじゃないよね。
犯行を暴かなければ自分達が死ぬ、みんなの為に暴こうとした最原くんを、分かってあげて欲しいな、百田。
百田が殴られた時のハルマキの「百田!大丈夫?!」と吐血した時の「も、百田っ?!」の焦りようは良かった。
王馬くんって、人を殺さないかつ笑える犯罪をモットーに活動する組織の総統ですよね?なのに入間ちゃんを殺すのは全然平気そうでしたよね。苦手な訳でなく、敢えてしないだけで死自体は見慣れている(という設定)のか。本当に、根っからの悪人だったんでしょうかね。
第五章
内なる声<希望は前に進むのだ
百田の超高校級の研究教室は才囚学園(がロケットだという設定)の操縦室でもある訳か。
操作パネルの暗証番号キーボ三桁しか覚えられて無かったけど、おま…録音機能を使わんか!
デスロード攻略して外の世界の真実を知った最原くん達。本当に人類滅亡してたら面白いのになぁ。エグイサルどこから持って来たんや、マンホール下って来たんか。
エグイサルの発音、偶に「エグい猿」になってんの笑うわ。
「真実を見つけて終わりじゃない。その先にある僕らの"希望"を掴み取る為にも…」
百田に影響され真実を追求する勇気を得て、自分達で選択するという選択肢を見つけた最原くん、格好良いですね。どんどん頼り甲斐が出てくる。
王馬くんが本当はどんな子だったかの件。
「嘘に…決まってんだろ…
人にやらされるゲームなんて…楽しい訳あるかよ…
そう思わないと生き残れないから…自分に嘘をついただけだ!
オレらの命を弄ぶようなムカつくゲームを考えるヤツも…それを楽しんでいる連中も…
全部…ムカつく…!
だから…オレはどんな手を使おうと、ぜ、絶対に…このゲームを終わらせてみせるんだっ!」
最後ぐらい本音を言ったと思いたいです。
これが嘘だったとしたら、本当にただの頭がおかしい悪人になっちまいますよ……それも良いけど(盲目)
王馬の最初の計画では、外の世界の真実を知らせて出る事を諦めさせコロシアイを終わらせようとしていたが、真の首謀者によって王馬と対抗するように仕向けられ……そしてコロシアイを終わらせる次の手が、コロシアイを台無しにする事。
王馬くん、何でそんなに独りでやろうとするのかな。始めは首謀者が出て来ないと踏んでいたからこそ首謀者の座を乗っ取って操る事にしたんだよね。首謀者が更なる殺しを行わせない、又は首謀者が紛れていないとしたら首謀者と名乗らずとも一致団結は出来たんじゃないかなぁ。入間の犯行を予期した時点でそれを回避していれば、そもそもゴン太を犠牲にするという伏線を張る必要も無かった訳ですし。
もしくは、最初からモノクマや首謀者に完全勝利する事が目的で、モノクマにさえ犯人の分からない犯行を作る事は決めていたのかもしれませんが。あらかじめ台本まで用意してますし。どれが王馬くんの「嘘」なのか……
「にししし…でもさ…オレって…つまらなくなかったろ?」
もしかしたらこれが、王馬くんの本音なのかもしれないですね。
面白い人間であるための、嘘吐きで悪人で掴み所の無い"超高校級の総統"王馬小吉というキャラ付け。
思えば最初から、「つまらなくない」事に拘っていました。だから私はそう思いたい。
それから、単純に子供のような人だったんじゃないのかなぁ。
第六章
最原<ダンガンロンパを否定する!
良いね、このセリフ。思い通りにはなってやらないぞという。まあ実際には、
現実も存在もフィクションだったっていうフィクションなんですけどね。
V3でハルマキの存在って結構大切な気がします。最原くんが赤松さんに恋をしていたかは置いておいて、こんな状況で人を好きになる事・そしてそれが最初はあんなに殻に閉じこもっていた子っていうのがもう涙出ますよ。
「心の中に土足で踏み込んで来て……変な奴」
って感じですよね、尊いよぉ(白銀風)
百田のバカさと人情に厚い性格が、ハルマキの硬い心の壁を溶かしたんだね。
このコロシアイの中でだから芽生えた恋ってのが皮肉ですけど。
最後のキーボくんの笑み……言葉にならない。
世界が嘘を真実にする事を望んだのかもしれない。けれど、もしかしたらキーボくんの意思がそこにあったのかもしれない。
エンディングについて
そもそも、これがダンガンロンパ53作目であり希望ヶ峰学園の世界ではないという事が嘘なのかもしれない。
何が嘘で何が真実なのか──
それが分からない事には、思い出しライトの記憶で考察した時間・真実を知った時の衝撃……これまでの全てが無駄な時間だったんじゃないかという気もするんですけどね。
ただ、最原くんが最後に気付いたように、"才囚学園に来た直後の様子"が嘘なら、このコロシアイがフィクションでないという事にもなりますからね。
例え最原くん達がフィクションの存在だったとしても、確かに彼らの決意は"外の世界"の人間を動かした。
フィクションも現実に影響を与え得る。
希望ヶ峰学園シリーズでは絶望と希望が世界中へ伝染しましたが、今度は現実世界にまで伝染するという。
ニューダンガンロンパV3はこれまでのダンガンロンパとは別物と考えた方が受け入れやすいですね。でないとこれまでのダンガンロンパはなんだったのか?となってしまいます。
正にダンガンロンパ新章。
最原くんの言葉、
「だから…僕は許さない…勝手にルールを捻じ曲げて、赤松さんを殺した首謀者を許さない…こんな卑怯な事をする首謀者を絶対に許さない!赤松さんの無念をはらしてみせるっ!彼女の優しさと死に誓って…絶対にだっ!」
「この世界がフィクションだとしても…僕ら自身がフィクションだとしても…この胸の痛みは…本物だ!仲間を失った悲しみは本物なんだ!」
これが凄く心に響きました、素敵。
才囚学園はどこにあるのか
まずこのコロシアイがどこで行われているかですけど、
仮想世界の根拠
- 死者蘇り
- 地下から道場が出てくるなど現実ではあり得ない現象が起こる
- いくら人気コンテンツとはいえセットが大掛かり過ぎる
現実世界の根拠
- 思い出しライト→脳に特別な光が作用
- 白銀がコスプレ出来ない(フィクションでない)
- 「血肉がある」「肉体が本物だとしても〜」「生身の肉体を持ったフィクションの存在」と発言している。
まあ脳って言っても、仮想世界なら外からイジるだけで記憶操作出来る訳だし、現実世界の根拠としては薄いかもですけど。
ただ、白銀が参加者のコスプレを出来なかった所を見ると、肉体を持った人間だったとも考えられますね。それも、アバターはフィクションじゃないと言われればそれまでですが。
私は現実世界であって欲しいです。
好きなキャラ
やっぱり、王馬くんが1番好きですね。
決して、決してショタ可愛すぎとか、あの顔で総統とか萌えるんだよとかいう理由ではありませんからね?!違いますよ?!
あとはハルマキも好きかな。
どんどん皆と打ち解けていくところが良かったです。ハルマキと百田、ぜひ幸せになって欲しかった。せめて百田が生きていてくれればなぁ、どうにかなったのに。死ぬから美しいのかもしれないけれど。
最後に
直後はなんじゃこりゃと思いましたが、時間が経ってみれば受け入れられるものですね。
ゴフェル計画の設定が面白かっただけに、そこが全部「嘘」で放り投げられたのが若干残念。
あとは隠れモノクマの難易度が高い!小せぇんだ!毎回散らばるな!
気付けば2周目遊んでましたわ、また王馬くんに会いたくてT_T
とりあえず、ディケイドの購入が間に合ったので、届いたら読み込んで脳に焼き付けます。
いや〜、結局何だったんでしょうか、ニューダンガンロンパV3とは。
分からない事が多過ぎて、よく分からな過ぎる。
でもまあ、キャラ萌えも出来たし、最後それを「そういう設定」と言われたのはショックだったけど、全体的には面白かったですね!
もし良ければ、コメントで私の謎ポイントを解説してくれると助かります。結局、答えなんて無いのかもしれませんけどね。