オランピアソワレ(オラソワ)ネタバレなし感想!
どうも、ご覧いただきありがとうございます。
今回はオランピアソワレの感想です。
〈公式サイトはこちら〉
https://www.otomate.jp/olympia/
オトメイトパーティー2018で初公開、2020年4月16日に発売されたNintendo Switch用ソフトです。
ニル・アドミラリの天秤スタッフ最新作。
〈★評価 最大★5〉
シナリオ:★★★★☆
システム:★★★★★
糖度:★★★★★
キャラクター:★★★★★
イラスト:★★★★★
サウンド:★★★★★
シナリオ
さて世界観。
『これは辿り着いてたかもしれないもう一つの神話の物語』
舞台は命よりも色を重んじる島、天供島。
生まれ持った色よる階級が存在し、住民はその色を残すため、色の組み合わせによって選ばれた相手と交配します。
しかし主人公のオランピア(本名あり)は天供島唯一の【白】の少女なので交配相手を自由に選ぶ事が出来ます。
オランピアは舞う事で太陽を輝かせる力を持ちます。
元は隣の天女島の出身なのですが、ある事情から幼い頃天供島にやってきました。
18の誕生日を迎え希少な【白】の子孫を残すため婿探しを開始するまで【黄】の道摩の屋敷で引きこもって育ちます。それ故に世間を知らず自らの意見と周囲の常識などとの違いに心を悩ますことが多々あります。
オランピアというのはいわば仕事。なので限られた人しかしらない本名があります。スタートする際に設定できて、デフォ名は白夜。大抵どの色のキャラも自分の色に関する名前か連想するような字が入っていたりするので、白がついた名前がいいかもしれませね。
共通ルートをクリアするとキャラ選択に移ります。共通ルートに選択肢はありませんでした。
システム
システムはいつものオトメイト仕様。
そして条件を満たすとタイトル画面で聞けるご褒美ボイスや陰陽ボイスが搭載されています。ご褒美ボイスは時間帯によってキャラが変化しなんと全キャラ用意されていて、陰陽ボイスはメインキャラのみで陰と陽がテーマのボイスがランダムで流れます。
因みに私はまだ全ての褒美ボイスを聞けていません。大抵夜に遊ぶので、なかなか全キャラには巡り会えません。
セーブ&ロードをメニューの、同じ『記録』というところから行うのですが、Rでセーブかロードを切り替えるので、ロードしようとして間違えて上書きしちゃうなんて事にならないように注意して下さい!
糖度
糖度はCERO Dなだけありエロめです。結構際どい。メインキャラだけでなくサブキャラ数名にも押し倒されたりがあったので、苦手な方は注意されてください。交配が仕事なだけあって直接的な表現こそありませんが、前提としていつもあります。しかしそこまで嫌気がさすほどではなく、むしろ乙女ゲームというジャンルを1番活用しているようにも思えますね。
そして、ひとつ言わせてもらうと……
交配します!!!
キャラクター
色層のある島なのでキャラクターが全員カラフルで、独特な発展を遂げてきた島だからか、服装も洋風だったり和風だったり。全体的にみんな派手。
それと名前がみんな難しい。色の読み方も独特で、【赤】はセキ、【青】はセイ、だったり。こだわりなんでしょうね、すごく気に入っています。
イラスト
イラストはDIABOLIK LOVERSなどのさといさん。ツルツル・テカテカしていて色が鮮やか(伝われ)スチルや背景の端端にもキラキラが散りばめられてたりして、最高に綺麗。
擬態語ばかりですみません^^;ただ実際に公式サイトやゲームで見てもらえればわかると思います、私の伝えたいことが!
それではキャラ別感想いきましょう。
【白】オランピア
まず、主人公オランピア。
いや〜可愛いですね。肩に小さな白鼠だいふくが乗っています。
控えめな性格かと思いきや、実はメチャクチャおてんば。島育ちで男性のいない天女島で育ったからか世間知らずだからか男性に対する恥じらいがあまりない。
結構感情的で他人の意見をあまり素直に受け入れません。熱くなりやすく行動してから自分が考えなしであったと気づくこともしばしば。常識や価値観などに左右されない思考を持ち環境をよりよくしたいと考えるようになります。意外と人のことを真に見極められず表面上の事を信じきってしまう節があります。ここまで読むとたまに悪口が混じっているように見えますが、きっとそんな何にも染まらない、真っ直ぐで純粋な所が天供島の誰とも違って好かれるんですよね。
【赤】朱砂 CV松岡禎丞
最初は鉄仮面なんて最悪の印象からスタート。しかし段々と惹かれていくんですよね、王道。
最後にしか攻略出来ないので、物語の真相ルートでもあります。神話がテーマとなっているだけに、壮大なストーリーです。
主人公にとってたった一人の家族のような存在である月黄泉は、彼だけはやめなさいと忠告してきます。
最初は冷たそうに見えて、しかし情熱的で主人公に甘い。
【黒】玄葉 CV杉田智和
個人的に最初はあまりタイプじゃなかったのですが、終わってみると1番面白かったルート。
色層では化色【黒】という特色【白】とは正反対な色を持つ彼とは、この島の常識的にはありえない組み合わせ。いくら主人公が相手を誰でも選べるからといって、周囲からしてみれば驚きの選択。だからこそ焦ったい。
【青】璃空 CV島崎信長
黄泉警邏隊に所属する堅物でTHE軍人な璃空。
主人公が黄泉に出入りすることを度々注意してきます。これは性格が悪いのではなく心配してのことなんですけどね。
自分を律して生きるところは素敵です。
序盤は大変な勘違いなんかも起きて面白かったです。
日本で一度命を落として天供島に漂着、【緑】に帰化した時貞。そんな過去があるのでシナリオが気になるところでしょう。
「お姉さん」と呼んでくれるのが可愛くて!
余所者同士の共通点なんかもあったり余所者だからこその考え方が恋を芽生えさせます。
様々な葛藤と大きな焦りを抱えている彼を救ってあげたいと思ってしまう…
バッドエンドが、ハマる人にはハマりそう。
【紫】縁 CV内田雄馬
上の画像の胸元にある桜が乳首に見えると定評のある縁。HPの登場人物から確認できます(笑)オラソワ・お風呂担当。
独色【紫】でありながら日の差さない地下の黄泉で暮らし黄泉では湯屋を営みそれなりの権力者。
どのルートでも主人公を諭してくれる存在です。
意外ととっても一途で、さらに月黄泉との交流も深いことから、主人公について、他のキャラが知らないような事も知っています。
【無色】ヒムカ CV堀江瞬
女性のような見た目で可愛らしい。
最初の印象では冷たそうに見えましたが、主人公に対して強い憧れを抱いています。自分を卑下しがち…というより自虐的で逆に主人公の事は尊い存在と思っています。
ヒムカルートは玄葉・璃空・時貞・縁をクリアすると解放されます。
オランピアソワレ、素敵な設定が沢山詰まっています。
特に気に入っているのは、PVの最後で『魂の半身と巡り逢って、愛し愛された時、私はそのひとの ── 』と出てきていて、これは作中たびたび出てくるのですが、伏せられているその先が本当に素敵。
魂の半身というだけで愛おしく感じるのに、こんなに素晴らしいことある?といいたい。これを思いつくとは、さすが、わかっていますね!
さて、こんなところでしょうか。キャラ別感想でもう少し色々語りたかった気もしますが、ここでおしまいです。
今のところなんの続報もありませんが(2020年12月現在)ファンブックの制作が決定しているようです。
続編なんかも出てくれると嬉しいですよね。
今後の展開が楽しみですね♪