ひなたブログ

気が向いた時に感想を吐き出していきます。

VARIABLE BARRICADE NS(バリバリ)ネタバレなし感想!

どうも、ご覧いただきありがとうございます♪

今回はVARIABLE BARRICADE NSの感想です。

 

 

 

 

 

 

〈公式サイトはこちら〉

https://www.otomate.jp/varibarri/

 

 

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2019年4月4日にPSvita版、2020年6月18日にアフターストーリー・シナリオを追加、そしてさらに機能を便利化したNintendoSwitch版が発売。

機能については詳しく後程紹介します。

 

 

 

 

総評

 

 

〈★評価 最大★5〉

シナリオ:★★★★☆

システム:★★★★★

糖度:★★★☆☆

キャラクター:★★★★★

イラスト:★★★★★

サウンド:★★★★☆

 

 

 

 

シナリオ

名門東条家の一人娘・後継者と目される主人公・東条ヒバリの前に突然現れた4人の婚約者候補。

しかし彼らはそれぞれに大きな難アリ!そしてもれなく全員無職!!

そしてそんな彼らとひとつ屋根の下、共同生活を送ることに。

 

 

その男たちというのが揃いも揃ってクセが強すぎる。これは主人公がうんざりするのもわかりますわ……

 

お祖父様は、『彼らはお前にないものを持っている』と言いますが、自分になくて彼らにあるものとは?疑問に思う主人公。

 

恋に落ちるのはきっかけがあれば簡単、だけどそれを自覚・受け入れる事の方が難しいみたい。

 

主人公の友達と可愛い放課後ガールズトーク&恋バナが出来ます♪女子かわいい♪

 

 

システム

基本的なシステムはそろっていて快適。

バリケードボード】というフローチャート形式で遊べます。Switch版ではこのバリケードボードをオプション画面から『連続プレイ』モードへと変更ができます。

 

そして、選択肢が好感度を上げるためのものではなく、選択肢によって主人公の【恋愛値】または【理性値】が変化します。

恋愛値が高いとバリケードが脆くなり恋に落ちやすく、逆に理性値が高いとバリケードが硬く恋に溺れにくくなります。

エンディングもどちらが高いかで変わってきますので注意。

 

そしてストーリー中に【バリケードバトル】という演出が入ります。

勝敗は恋愛値と理性値の高さによって決まります。どちらが高いかにより【恋愛ルート】【理性ルート】に分岐します。

分岐するのは基本物語のクライマックス。

 

また、Switch版ではアフターストーリーが追加されており、恋愛EDクリア後に解放されます。そしてPSvita版を全てクリアされた方向けに、本編を遊ばずとも解放できる『FULL OPEN』機能も搭載。春日からの、クリアしたなら分かる、とある質問に正解できれば解放されます。

 

共同生活での彼らの知られざる日常生活がSSとして描かれるシステムRABI・キャラたちとのメッセージ風のやりとりWHIS にも追加あり。

 

 

イラスト

そしてイラストが本当に綺麗。

色の塗り方が独特ですよね。

 

 

糖度

糖度はそこまで高くないです。

恋に落ちる理由なんかも自然で分かりやすくて、色々考えずに遊べます。

 

 

 

基本的にいつもワイワイしていて掛け合いなんかも大変面白くて楽しいですので、ふっと笑えるような乙女ゲームを探している方にはうってつけです。

 

システムが充実していてボリュームもありますし、どのルートもテイストが全く違って面白いです。

 

 

 

 

 

〈キャラ別感想〉

 

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【全方位バリケードレディ】

東条ヒバリ CV 藤田咲

 

東条家の娘として立派であることを強く意識しており常に外面に気を遣っています。

そのおかげで周囲からは凛として立派でお綺麗なお嬢様という印象ですが、気の許す相手には毒舌だったり少女らしさという一面も見せます。

殻にこもりがちで他人を自分の中に受け入れる事が苦手なため個人的な交友関係は非常に狭い。育った環境から、甘える事に抵抗があり素直になれない。

『東条ヒバリ』としての分厚いバリケードの中には、年相応で恋に興味はあれど臆病なただの女の子という本当の彼女が隠れています。

しかしいつも素直になれずキツイ物言いをしてしまう……!

そんないじらしく可愛らしい主人公を、好きになれない人などいますか。いいえ、いません(断定)

 

 

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【愛情過多なスーパーダーリン×結婚詐欺師(未遂)】

光森壱哉 CV 鳥海浩輔

 

候補の中で最も年上で大人……だけどいじられ役で若干頼りない。

甘くて寒い口説き文句が得意でいつもスルーされています。お料理上手でご飯担当。

このルートでやられた人多そうというイメージ。今までとのギャップに、主人公もビックリ。

だけど地雷って人も多そうで、好き嫌いが別れそうなイメージ。

初期からキャスト変更があったみたいで、オトメイトパーティー公開ムービーなんかだと違う声優さんになっていますね。

 

 

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【俺様ゴーイングマイウェイ×ギャンブル狂】

石動大我 CV 岡本信彦

 

ギャンブル狂っていうのはあまり関係ない気がする。

やりたい事をやって縛られずに生きているという点では確かに自由人ですが、しっかりしていて意外と1番常識人でバラバラな候補達のまとめ役。

 

 

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【ゆるふわ愛されビューティー×天性のヒモ】

黛汐音 CV 野島健児

 

様々な【友人】のもとを点々として過ごしてきた根っからのヒモ。

自分に何が求められているかを察知しそれに応える能力に長けており、そうやって自分を求める人とwin-winな関係を築いてやってきたのですが、そんな生き方が主人公は受け入れられない。

ガチガチに凝り固まった主人公の考え方を甘く優しく解いてあげていきます。

このルートは攻略より逆攻略という感じかも。

 

 

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【猪突猛進ポジティブわんこ×歩く借金製造機】

八神那由多 CV下野紘

 

歩く借金製造機というよりは、ただ純粋すぎて騙されやすく考えなしなだけな気がする。

主人公のいう事をなんでも聞く忠犬で、主人公も最初はペットとしか見れないのですが、この後が斬新な展開で面白かった!

確かに、主人公の性格を考えてみればこういうこともありうるという気がしますし、他のルートより恋に熱くなってしまうのも可愛かった。

そしてこの那由多のバカさ加減……主人公も相当ですが、主人公が不憫になるほどの鈍感。

 

 

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それからサブキャラで気に入っているのは

【完全無欠のガーディアン】

春日(CV 田丸篤志

主人公の執事。主人公至上主義で、『私が手塩に掛けてお育てしたお嬢様』なんて、溺愛っぷり。東条の娘としての主人公を厳しく育て上げた賜物が、今の主人公な訳です。厳しいだけでなく主人公の辛い時期も側にいて支えてきた過去がありますから、頼れる相手が少ない主人公も春日の事は心から信頼している様子。策士。

個別ではあまり関わってきませんが、カッコイイのでご注目。彼も人気が高そう。

 

 

 

 

 

さて、今回はこの辺でおしまいです。

 

 

私はPSvita版・Switch版と遊びましたが、やっぱり面白い♪

ぜひ興味の湧いた方は試してみて下さいね。

キューピット・パラサイト(キュピパラ)ネタバレなし感想!

どうも、ご覧いただきありがとうございます!

今回はキューピット・パラサイトの感想です♪

 

 

 

 

 

〈公式サイトはこちら〉

https://www.otomate.jp/cp/

 

 

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2020年8月20日Nintendo Switch用ソフトとして発売されました。

オトメイト公式YouTubeチャンネルにて特集が組まれる他、情報バラエティ番組などで取り上げられるなど、オトメイトイチオシの作品なのでしょうか。

 

 

 

 

 

〈★評価 最大★5〉

シナリオ:★★★☆☆

システム:★★★☆☆

糖度:★★★★☆

イラスト:★★★★☆

キャラクター:★★★★☆

サウンド:★★★★★

 

 

シナリオ

舞台はオシャレな街、ロサンヨーク。

そして主人公 リネット・ミラーは大手結婚相談所キューピット・コーポレーションのトップブライダルアドバイザー。

しかしこの主人公、実は本物のキューピット。ある喧嘩をきっかけに地上で人の力で縁結びをしようと毎日張り切って仕事をしています。

メインキャラクターでもある社長のシェルビー・スネイルに厄介な5人の会員【Parasite5】の担当を任され、5人を成婚に導くため奮闘し、最終的にはキューピットである自分が恋に落ちるという物語。

 

 

乙女ゲーム的には、主人公がメインキャラの他人との恋愛を頑張って応援するという珍しい展開。

キューピットであるが故に自分の恋愛というものに非常に疎くまさか自分が恋をすることになるとは思っていないため気づくのに時間がかかります。

 

 

サウンド

この作品で1番おすすめしたい点は、ずばりサウンド。なんでも、この作品自体は洋画をイメージしながら制作されたそうで、BGMにも英語の歌詞が入っているなど、珍しい印象。それぞれのキャラクターにテーマ曲があるのですが、それも全キャラ違った印象で素敵。特にヒロインのテーマが気に入っています。公式HPから視聴できますのでぜひ試してみて下さいね。

私はBGMをフルで聴きたいとサントラを購入しました♪

OP曲『恋はあせらず』もキュピパラにぴったりで歌詞も可愛くて何度もYouTubeでリピートしています。ボーカルの方がED曲の作詞も担当されているようですね。

 

システム

システム自体については特に不満はありませんが、スキップやメニュー選択時の反応が遅い!それから共通ルートで発生するラブタイプ診断の選択肢のYES or NOが個人的にはやりづらかった。ボタンを押して選択ではなくスティックを動かすタイプだったので慣れなかったからでしょうか?たまに、はい・いいえが逆になってると感覚が狂ってやりづらい……みたいなのと同じ感じでしょうか。

それから、全体的にゴチャッとしていて見づらいです。ただその女の子の好きそうなものを全部詰め込んだ感が賑やかでキュピパラっぽくていいんじゃないかなと。

一応フローチャートが用意されているのですが、攻略中は進度の確認程度にしか使いません。

 

イラスト

イラストはおなじみのユウヤさん。過去には幻奏喫茶アンシャンテ・華ヤカ哉、我ガ一族などを担当されています。背景なんかもポップで可愛いです。

 

キャラクター

キャラクターはメチャクチャ個性豊か。

しかし柔軟に使いづらい個性が多く、キャラ同士の掛け合いが噛み合わない度が凄くて微妙に入り込めない。

悪いキャラではないのですが余計なことをして好きになれないキャラが一名。迷惑をかけられたのに、主人公があまり追求したり責めたりしないのが懐が広すぎて少し謎でした。

 

糖度

個別ルートはどのルートも違うテイストで面白かったですが、健全でないキャラがいましたので軽々しいエロを求めていない方はご注意。CERO Dのためキャラによっては糖度高めです。

 

 

 

正直に言って、この作品少しこれまでのオトメイトタイトルと比べて随分異色という印象。

数回程、直接的で若干汚い下ネタがブッ込まれます。思わず健全な乙女ゲームでこれやる?!と思ってしまったので、下ネタNGの人はご注意を。オトメイトのような正統派な作品が多い印象のブランドからそんな下品な言葉が飛び出してくるとは予想外で驚きました(笑)

 

全体的にはラブコメなので笑える展開あり。しかし少し気になったのが、この設定にする必要はあった?という設定や都合の良すぎる展開があった事。

 

ルートによってシナリオの出来に大きな差がありすぎるのも気になりました。

 

 

 

 

 

キャラ別感想

 

 

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主人公 リネット・ミラー

 

仕事熱心で他人の成婚の為に頑張っている点に非常に好感が持てます。

キューピットでさらにトップブライダルアドバイザーでありながら自分の恋には鈍感で純粋なところが可愛い。

個人的には見た目も好きで、可愛すぎずスチルによってはお姉さんな感じなのも良いですね。

 

 

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失恋パラサイト 

ギル・ラヴクラフト CV 木村良平

 

主人公にずっと片想いしているにも関わらず気づいてもらえていないどころか勘違いされていて可哀想なところからスタート。

好きな子にはなんでもしてあげちゃう尽くしたいタイプで物凄く一途で愛が重め。

主人公が人間界に降りてきた時世話を焼いてくれた存在で、地上のあれこれを全て彼に教わりました。

主人公への想いを諦める為婚活を始めるもそこで運命的に再会。結局諦められません。

自分と主人公の気持ちの温度差に悩まされたり、すでに恋をしているからこその悩みが多発。

鈍感すぎて全然想いに気づいてくれない主人公。ギル頑張れ……

 

 

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地位パラサイト

シェルビー・スネイル CV KENN

 

全てがSSでなければ気が済まない性格で非常に地位に固執しています。(そして名前までもS.S.)

世間では愛妻家と評判だが実際は独身。共通ルートではずっと地位パラサイトが彼であることは主人公にも伏せられています。

少しズレていますがメインキャラの中では1番常識人です。キャラ同士の掛け合いなんかにはあまり登場しない印象。

【Parasite5】との恋愛で1番平和で落ち着いていて乙女ゲームっぽいルートでした。

 

 

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趣味パラサイト

ラウル・アコニット CV 八代拓

 

神話オタクで何をしていても神話と結びつけるので基本会話が成り立ちません(笑)

ムービースターで、恋愛映画への出演が決まりその勉強のため婚活を開始。

1番主人公が奮闘したルートかもしれません。

チャラいというよりは、単純に貞操観念がまるでない。

攻略制限がかかっており2週目から攻略可能です。

 

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外見パラサイト

螢彩院・F・琉輝 CV 榎木淳弥

 

ファッションデザイナーで美意識の塊。

顔面偏差値で人を判断するため偏差値が低いと視界に入らなかったりモヤに見えるらしい。物や人に対しそのものの色が見える共感覚を持ち印象をカラーコードで表現します。因みに主人公は#da536e。未成年ながら優秀なデザイナーです。

何度か会話中にカラーコードが出てくるのでその度に調べてしまいがち(笑)マイミストを常備しており何度も突然かけられます。

そんな拘りが強く自分にも他人にも厳しい彼なので恋の経験はなく、自分が主人公に対し恋をしていると気づくまでの過程が、明らかに動揺していて可愛いし面白いです。

一度好きだと気づくと素直で優しくなって、攻略した達成感があるというものです。

 

 

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略奪パラサイト

アラン・メルヴィル CV 古川慎

 

アランルートをクリアした全員が思った事でしょう。──彼はずるい……ッ!と。

他人の恋人を略奪するのが好みで実は悪魔・インキュバス

軽薄そうなのに実は誰より一途でプレイし終えた後からはもうエロス担当とは見えなくなってる。どのルートより異常に完成度が高く、もはやこれが公式的にも本命かと思われるレベル。人気投票1位にもなりますよ、これは。

とあるエンディングが多分ハマる人続出してそうです。

2週目以降攻略可能ですが、1番最後に持ってくることを強くおすすめします。

 

 

 

 

 

 

〈攻略順〉

徐々にファンタジー感を上げていきたい方や謎を少しづつ明かしていきたい方は、

シェルビーor螢彩院→ギルorラウル→アラン

アランが最後なのは既に記したのですが、シェルビー・螢彩院ルートは比較的ファンタジー要素抑えめで、段階を踏んで恋をする過程がよく描かれています。ギル・ラウルルートはファンタジー多め。どちらも違う方面から違う謎が明かされますが私はどちらから遊んでも良いと思います。

反対にどんどん謎が知りたい方は、逆に

ギル→ラウル→アラン

でシェルビー・螢彩院の2人はどこか好きなところに挟む……という感じがいいんじゃないでしょうか?ラウル・アランは2週目以降にしか攻略不可ですが、アランはラウルを1度プレイしてからの方がまとまりが良いです。

 

個人的全ルートの面白さランキングを作ってみますと、

アラン>螢彩院・シェルビー>ギル>ラウル

ですかね!

 

 

 

 

 

ブコメで全体的に賑やかで楽しい雰囲気です。しかししっかりとシリアスもあり比較的バランスが取れているように思います。

キュピパラらしいゴチャッとした可愛らしさが好きな人はハマるんじゃないでしょうか。

 

 

今回はここまで。ありがとうございました。

ファンディスクが発売されると嬉しいですね♪

絶対階級学園~Eden with roses and phantasm~ ネタバレなし感想!

どうも、ご覧いただきありがとうございます。

今回は絶対階級学園〜Eden with roses and phantasm〜 の感想を書いていきたいと思います!

 

 

 

 

〈公式サイトはこちら〉(NintendoSwitch版)

https://www.prot.co.jp/switch/kaikyu/index.html

 

 

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こちらは元々2015年5月28日に発売されたWindowsPC用ゲームソフト。2016年6月30日にはPSvita版が、2019年1月10日にはPS4版が、12月9日にNintendo Switch版が発売。

 

発売日は未定ですがファンブック『しあわせ色の扉』が発売が決定しています。なんとクラウドファンディングで発売を目指し、総計59名・約1670万円の支援があったそう!様々なハードに移植され沢山の方に愛された作品なんですね。

 

 

 

 

 

〈 ★評価 最大★5 〉

シナリオ:★★★★★

システム:★★★★★

糖度:★★★☆☆

キャラクター:★★★★☆

イラスト:★★★★★

サウンド:★★★☆☆

 

 

シナリオ

舞台は、全寮制で情報機器の使用が制限され外界からの情報が入ってこない完全に閉ざされた孤島に位置するエリート養成学校、櫂宮学園。

そこには過酷な階級制度が存在し、たった1人の女王を頂点に、特権階級『咲き誇る薔薇』・平民階級『名もなきミツバチ』・奴隷階級『捨て置かれた石ころ』に分けられた生徒間による、絶対的な上下関係・支配が行われていた。

 

そんな学園にメチャクチャ庶民な主人公藤枝ネリは転向する事になるのですが、階級制度に違和感を抱き理解できない様子です。

 

なんと、メインキャラクター達にそれぞれ3種のルートが用意されています!ミツバチ階級から物語は始まりますがその後、薔薇階級へ進級する『薔薇ルート』・石ころ階級へ落ちる『石ころルート』・そして物語の真実が語られる『真相ルート』。全キャラの石ころルートハッピーエンドをクリア後、真相ルートが解放されます。

ボリューム満点で沢山遊べます。

真相ルートが特にシナリオが良くて、かなりシリアスです。ルートに入ってからは流れが本当に見事。各ルートで様々な方面から伏線が貼られていて、それを綺麗に回収していく様が素晴らしい。

薔薇ルートでは主人公が薔薇階級へ上がった事で、階級制度に染まっていきます。それがキャラクターたちとの恋にどう影響するのかが方向性の鍵で、ハッピーエンドを迎えても完全に幸せとは言えなかったり、最悪な展開になったりと、基本的に薔薇ルートはバッドルートです。

逆に石ころルートは正規のハッピーエンド。そして石ころルートでハッピーエンドを迎えたその後から、真相ルートへ分岐します。

 

システム

非常に快適。選択肢スキップあり。

 

糖度

糖度は普通です。キャラにもよりますが、ニヤッとせざる負えないシーンなんかも。

 

キャラクター

キャラクターは凄く個性的。しかし階級制度がテーマだけあって自分より下の者を見下し虐げる嫌味なキャラが多いのでイライラする可能性ありです。ただそこまで身構える必要もないと思います。

 

イラスト

イラストは和田ベコさん。非常に美しい!

ただ偶に、色の塗り方が違うのか描いた人が違うのか、明らかに何処か違うサブキャラのフェイスが数名出てきます。そう感じるのは私だけでしょうか?分かりません。

それから、主人公がルート分岐で階級を移動することで、全ての階級の制服姿が見られます。公式サイトから確認できます♪

 

 

 

ではキャラ別感想です。

 

 

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薔薇階級3年・鷹嶺陸 CV浪川大輔

 

こいつ、メチャクチャ可愛いです。

薔薇階級でその中でも特別な赤薔薇様と呼ばれる特別な存在。自身の出自や権威に誇りを持っていて傲慢な性格が目立ちます。

しかし素直に想いを伝えられない不器用さや思考の単純さが微笑ましい。

ミツバチ階級でTHE庶民、階級制度に染まっていない主人公を生意気だと思っており何かにつけて小馬鹿にしてきます。

でも全然イラつかない、可愛さが勝つ。

 

 

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薔薇階級3年・鷺ノ宮レイ CV木村良平

 

白薔薇様と呼ばれ多くの人に慕われる穏やかで優しい性格で、下の階級である主人公に対しても親切にしてくれます。

なんでも完璧にこなし非常に優秀ですが、趣味でロボットを作り機械工学に対してはちょっとオタクっぽい一面もあります。

基本的にいつも優しい印象ですが、大きなものを抱えています…

 

彼の真相ルートは他キャラの真相ルートクリア後に解放されます。

 

 

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ミツバチ階級2年・加地壱波 CV柿原徹也

 

軟派で色んな女の子と交流のあるパリピ、壱波。

演劇部に所属していて、演技をする姿も見られます。

薔薇階級に憧れがありどの石ころルートでも石ころ階級へ落ちてしまった主人公に対し冷たく接します。そこが最初は少し辛かった。

しかしちゃんと恋愛できますので、安心して下さい。

 

 

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石ころ階級2年・七瀬十矢 CV前野智昭

 

学校の体制に抗う『レジスタンス』のリーダーをしており、階級制度による支配を嫌っています。

誰に対してもフレンドリーで明るく頼り甲斐のある性格。不良なのにテストではいい点をとるらしく、物事を冷静に客観的に見ることが出来たり頭の回転が早かったりと、元々の能力は高いです。

普段から堂々としていて上位階級からの命令も受けないので教師陣や他階級の人達からは怖がられていたりします。

 

 

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石ころ階級1年・五十嵐ハル CV石川界人

 

基本的に無口で素っ気ない。冷たい訳ではなくそもそもの性格です。

しかし想いが通じてからは、意外と積極的に絡んでくれて、年下ながらしっかりと導いてくれます。

よく雑用などを押し付けられたり嫌がらせを受けています。

個人的にハルくんルートは特に萌えが転がっていたように感じます。思わずスクショしてしまったヤバいスチルがありますのでお楽しみに。

 

 

 

それから、攻略はレイを最後に持ってくるのがおすすめです♪

全キャラの薔薇・石ころルートをクリア後、真相ルートを攻略するのがまとまりが良くていいんじゃないでしょうか。

 

 

 

こういう、とてもシリアスな展開が隠されている乙女ゲームと偶に出会うとうれしいですよね♪

だから基本的には雑食で色々なゲームを遊ぶようにしているのですが、そこで予想外だった作品にハマったりすると、やっぱり乙女ゲームはいいな〜と再確認します。

 

今回はここまで。ありがとうございました♪

 

オランピアソワレ(オラソワ)ネタバレなし感想!

どうも、ご覧いただきありがとうございます。

今回はオランピアソワレの感想です。

 

 

 

 

〈公式サイトはこちら〉

https://www.otomate.jp/olympia/

 

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オトメイトパーティー2018で初公開、2020年4月16日に発売されたNintendo Switch用ソフトです。

ニル・アドミラリの天秤スタッフ最新作。

 

 

 

 

 

 

〈★評価  最大★5〉

シナリオ:★★★★☆

システム:★★★★★

糖度:★★★★★

キャラクター:★★★★★

イラスト:★★★★★

サウンド:★★★★★

 

 

シナリオ

さて世界観。

『これは辿り着いてたかもしれないもう一つの神話の物語』

舞台は命よりも色を重んじる島、天供島。

生まれ持った色よる階級が存在し、住民はその色を残すため、色の組み合わせによって選ばれた相手と交配します。

しかし主人公のオランピア(本名あり)は天供島唯一の【白】の少女なので交配相手を自由に選ぶ事が出来ます。

オランピアは舞う事で太陽を輝かせる力を持ちます。

元は隣の天女島の出身なのですが、ある事情から幼い頃天供島にやってきました。

18の誕生日を迎え希少な【白】の子孫を残すため婿探しを開始するまで【黄】の道摩の屋敷で引きこもって育ちます。それ故に世間を知らず自らの意見と周囲の常識などとの違いに心を悩ますことが多々あります。

 

 

オランピアというのはいわば仕事。なので限られた人しかしらない本名があります。スタートする際に設定できて、デフォ名は白夜。大抵どの色のキャラも自分の色に関する名前か連想するような字が入っていたりするので、白がついた名前がいいかもしれませね。

 

共通ルートをクリアするとキャラ選択に移ります。共通ルートに選択肢はありませんでした。

 

システム

システムはいつものオトメイト仕様。

そして条件を満たすとタイトル画面で聞けるご褒美ボイスや陰陽ボイスが搭載されています。ご褒美ボイスは時間帯によってキャラが変化しなんと全キャラ用意されていて、陰陽ボイスはメインキャラのみで陰と陽がテーマのボイスがランダムで流れます。

因みに私はまだ全ての褒美ボイスを聞けていません。大抵夜に遊ぶので、なかなか全キャラには巡り会えません。

 

セーブ&ロードをメニューの、同じ『記録』というところから行うのですが、Rでセーブかロードを切り替えるので、ロードしようとして間違えて上書きしちゃうなんて事にならないように注意して下さい!

 

糖度

糖度はCERO Dなだけありエロめです。結構際どい。メインキャラだけでなくサブキャラ数名にも押し倒されたりがあったので、苦手な方は注意されてください。交配が仕事なだけあって直接的な表現こそありませんが、前提としていつもあります。しかしそこまで嫌気がさすほどではなく、むしろ乙女ゲームというジャンルを1番活用しているようにも思えますね。

そして、ひとつ言わせてもらうと……

交配します!!!

 

キャラクター

色層のある島なのでキャラクターが全員カラフルで、独特な発展を遂げてきた島だからか、服装も洋風だったり和風だったり。全体的にみんな派手。

それと名前がみんな難しい。色の読み方も独特で、【赤】はセキ、【青】はセイ、だったり。こだわりなんでしょうね、すごく気に入っています。

 

イラスト

イラストはDIABOLIK LOVERSなどのさといさん。ツルツル・テカテカしていて色が鮮やか(伝われ)スチルや背景の端端にもキラキラが散りばめられてたりして、最高に綺麗。

擬態語ばかりですみません^^;ただ実際に公式サイトやゲームで見てもらえればわかると思います、私の伝えたいことが!

 

 

 

 

 

それではキャラ別感想いきましょう。

 

 

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【白】オランピア

 

まず、主人公オランピア

いや〜可愛いですね。肩に小さな白鼠だいふくが乗っています。

控えめな性格かと思いきや、実はメチャクチャおてんば。島育ちで男性のいない天女島で育ったからか世間知らずだからか男性に対する恥じらいがあまりない。

結構感情的で他人の意見をあまり素直に受け入れません。熱くなりやすく行動してから自分が考えなしであったと気づくこともしばしば。常識や価値観などに左右されない思考を持ち環境をよりよくしたいと考えるようになります。意外と人のことを真に見極められず表面上の事を信じきってしまう節があります。ここまで読むとたまに悪口が混じっているように見えますが、きっとそんな何にも染まらない、真っ直ぐで純粋な所が天供島の誰とも違って好かれるんですよね。

 

 

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【赤】朱砂 CV松岡禎丞

 

最初は鉄仮面なんて最悪の印象からスタート。しかし段々と惹かれていくんですよね、王道。

最後にしか攻略出来ないので、物語の真相ルートでもあります。神話がテーマとなっているだけに、壮大なストーリーです。

主人公にとってたった一人の家族のような存在である月黄泉は、彼だけはやめなさいと忠告してきます。

最初は冷たそうに見えて、しかし情熱的で主人公に甘い。

 

 

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【黒】玄葉 CV杉田智和

 

個人的に最初はあまりタイプじゃなかったのですが、終わってみると1番面白かったルート。

色層では化色【黒】という特色【白】とは正反対な色を持つ彼とは、この島の常識的にはありえない組み合わせ。いくら主人公が相手を誰でも選べるからといって、周囲からしてみれば驚きの選択。だからこそ焦ったい。

 

 

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【青】璃空 CV島崎信長

 

黄泉警邏隊に所属する堅物でTHE軍人な璃空。

主人公が黄泉に出入りすることを度々注意してきます。これは性格が悪いのではなく心配してのことなんですけどね。

自分を律して生きるところは素敵です。

序盤は大変な勘違いなんかも起きて面白かったです。

 

 

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【緑】天草四郎時貞 CV上村祐翔

 

日本で一度命を落として天供島に漂着、【緑】に帰化した時貞。そんな過去があるのでシナリオが気になるところでしょう。

「お姉さん」と呼んでくれるのが可愛くて!

余所者同士の共通点なんかもあったり余所者だからこその考え方が恋を芽生えさせます。

様々な葛藤と大きな焦りを抱えている彼を救ってあげたいと思ってしまう…

バッドエンドが、ハマる人にはハマりそう。

 

 

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【紫】 CV内田雄馬

 

上の画像の胸元にある桜が乳首に見えると定評のある縁。HPの登場人物から確認できます(笑)オラソワ・お風呂担当。

独色【紫】でありながら日の差さない地下の黄泉で暮らし黄泉では湯屋を営みそれなりの権力者。

どのルートでも主人公を諭してくれる存在です。

意外ととっても一途で、さらに月黄泉との交流も深いことから、主人公について、他のキャラが知らないような事も知っています。

 

 

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【無色】ヒムカ CV堀江瞬

 

女性のような見た目で可愛らしい。

最初の印象では冷たそうに見えましたが、主人公に対して強い憧れを抱いています。自分を卑下しがち…というより自虐的で逆に主人公の事は尊い存在と思っています。

ヒムカルートは玄葉・璃空・時貞・縁をクリアすると解放されます。

 

 

 

 

 

 

オランピアソワレ、素敵な設定が沢山詰まっています。

特に気に入っているのは、PVの最後で『魂の半身と巡り逢って、愛し愛された時、私はそのひとの ── 』と出てきていて、これは作中たびたび出てくるのですが、伏せられているその先が本当に素敵。

魂の半身というだけで愛おしく感じるのに、こんなに素晴らしいことある?といいたい。これを思いつくとは、さすが、わかっていますね!

 

 

 

さて、こんなところでしょうか。キャラ別感想でもう少し色々語りたかった気もしますが、ここでおしまいです。

今のところなんの続報もありませんが(2020年12月現在)ファンブックの制作が決定しているようです。

続編なんかも出てくれると嬉しいですよね。

今後の展開が楽しみですね♪

大正×対称アリス all in one(対アリ)ネタバレなし全体感想!

ご覧いただき、ありがとうございます♪

今回は大正×対称アリス all in oneの全体感想を書いていきたいと思います。

どうぞ最後までお付き合いくださいね。

 

 

〈公式サイトはこちら〉(Nintendo Switch版)

https://www.prot.co.jp/switch/taishoalice/index.html

 

 

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元々はPrimulaよりWindows用に発売された乙女ゲームで、その後2016年にPSvita版『大正×対称アリス all in one』が、2019年にNintendo Switch版が発売されています。

私はこの記事を書く3年以上前にPS vita版を遊び、去年Switch版も購入しました。

クセが強い作品のため途中でリタイアしてしまうという声を偶にききます。しかしこのゲーム、途中で辞めてしまうのはあまりに勿体ない!大変おすすめですので、未プレイで購入を迷われている方などには、自信を持っておすすめいたします。

因みにこちらのファンディスク『大正×対称アリス HEADS&TAILS』がPC・PS vita・Switchで遊べますので、対アリの世界観が気に入った人は、購入してみてください。

また、Switchに移植するにあたって、追加要素①書き下ろしスチル追加②PS vita版の初回生産分特典ドラマCD「鏡の国1のドMは誰だ大会!」をビジュアルノベル化して収録 などがありますので、Switchをお持ちの方はSwitch版をプレイされるといいですよ。

 

 

 

 

〈★評価  最大★5〉

シナリオ:★★★★★

システム:★★★★★

糖度:★★★☆☆

キャラクター:★★★★★

イラスト:★★★★★

サウンド:★★★★★

 

システム

まず、システム面。非常に快適です。選択肢スキップでサクサク攻略できます。音声鑑賞モードもあり気に入ったボイスを保存して後から聞き返すことができます。

PSvita・Switch版では、まず初めはepisodeⅠ(シンデレラ・赤ずきん)しか選択できません。シンデレラか赤ずきんのいずれかをクリアすると、episodeⅡ(かぐや・グレーテル )、そしてどちらかをクリアするとepisodeⅢが解放され、その後は白雪→魔法使い→epilogue(アリス)の順に解放されます。

 

糖度

糖度はそこそこ、普通の乙女ゲームという感じです。

 

キャラクター

キャラクターは個性豊かで、ヒロインが特に元気で賑やかなのが特徴。しかしこのヒロインが苦手という方が意外と多い。突然英語を話したりとても積極的な性格で、乙女ゲームのヒロインらしさはありません。ただそこが対アリの落とし穴。このヒロインの性格にもしっかりとした理由があるのです。

 

イラスト

イラストはふんわりした絵柄のめろさん。他には数乱digitや学園CLUB〜ヒミツのナイトクラブ〜や、発売日未定ですが闇色の魔珠というPC乙女ゲームの発売を控えています。(2020年12月現在)

 

サウンド

それから、私は特にED曲が気に入っています。ハッピーエンドを迎え安心していると、一気に対アリの世界に引き戻されます。BGMも世界観を表現するのに非常に重要な役割を果たしていて、控えめにいって最高です。

 

シナリオ

シナリオですが、ほのぼのした印象から裏腹に、シナリオは進んでいくたびかなりシリアスです。

序章でヒロインは真っ暗な世界を記憶を失った状態で彷徨います。そこでアリスと出会い、2人で大きな水晶で出来た鏡を通り抜け、鏡の国を訪れます。

鏡の国では性別が逆転した童話のキャラクターたちに『ヒロイン』として迎え入れられます。

そしてキャラクターを選択すると、個別ルートへ。個別ルートに入ると、それまでの話から一変、新たな関係性で物語が始まります。もしかするとそこに混乱するかもしれません。

どのキャラのルートもそれぞれ独立していて、キャラ同士の関係もヒロインの立場も全く別物。それぞれの物語になります。

 

episodeⅠ、シンデレラ・赤ずきんルートはシリアスもありながら、ほのぼのとしていて笑えるシーンも多く楽しんでプレイできます。特に赤ずきんはピュアも度が過ぎて逆に変態の域なのが笑えます(笑)

 

そしてepisodeⅡからだんだんと難易度も物語もハードになっていきます。かぐやルートではバッドエンド祭り、グレーテルルートでは大いなる性癖の暴力。私は当時弟キャラとヤンデレにハマっており、夜中にプレイした結果鼻血をだしました。興奮して鼻血が出るのは本当だったんだなあと(笑)かぐやもグレーテルもそれぞれ違う意味で歪んでいて、それはもうはっきり言って病的です。この辺からもうepisodeⅠのほのぼのはなくなります。そしてヒロインのある意味での真の姿も段々と明らかに。

 

そしてepisodeⅢ、白雪ルート。このルートは正直言って、最後まで意味不明。しかし、次に解放される魔法使いルートで、ここまでに張られた様々な伏線を回収。やっと白雪ルートの意味が理解できます。バッドエンドで行われる演出の意味も回収。

 

最後にepilogue(アリスルート)ですが、ここで今までの全ての謎が明かされます。ここは、もう流石としか言いようがないですね。鏡の国のからくりや物語の根幹にあったテーマが明らかになります。

 

 

 

全てのことに意味があり、本当に些細なシーンにも真実の一片が隠されています。プレイし終えてみると、あそこにも!ここにも?!と改めて気づく事ばかりですので、2度プレイして確かめるのもおすすめです。

 

 

 

さて、感情のまま書いた気がしますが、対アリの魅力はしっかり伝わったでしょうか。未プレイの方、途中で投げてしまった方、ぜひ最後までプレイされて下さいね。きっと衝撃の真実が待っています。

 

今回はここでおしまいになります。

偶にこのような作品に出会えるので、これだから乙女ゲームはやめられません!♪

オトメイトスタイル Vol.1 感想!

12月5日に発売しました、オトメイトスタイル Vol.1!

付録はイラストレーター読さんの書き下ろし大判ポスター&クリアファイル・ビルシャナ戦姫〜源平飛花夢想〜の書き下ろしSS付きファンブック。

アニメイトオンラインで購入していたのですが発送が遅くて4日後に到着いたしました……新情報を楽しみに生きていただけにアニメイトオンラインで購入したのを後悔してしまいました(笑)

 

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まずは先月発表された新作タイトル、『終遠のヴィルシュ』のキャラクター・世界観詳細。

イラストレーター、読さんの書き下ろしイラストが表紙でしたが、とっても美しい!3人ともかっこいいですね〜♪発売日は未定ですが、おそらく再来年以降になるでしょうから、その日まで待ち遠しいです。

 

〈ティザーPVはこちら〉

https://m.youtube.com/watch?v=AELiHAinTeo

 

 

死神に魅入られた国・アルペシェール。その国民は皆揃って23歳までしか生きることのできない《死の呪い》を抱いて生まれてくる。

中世・ゴシック系ダークファンタジー。最近のオトメイトにはなかったジャンルですね。

 

短命というのがその残酷さを物語っていますね。

肉体を捨て記憶だけを生き永らえさせるシステム"記憶のダウンロード"。なんだか語呂が微妙ですね。ここはありがちな設定です。

 

ヒロインのセレスが可愛いです。ティザーPVを見た時はロングヘアーかと思いましたが、本誌を見るとショートヘアーのように見えます。可愛い〜!

関わる人全てを不幸にしてしまう少女……闇が深そうです。

 

そしてメインキャラクターでしょうか、〈人を愛する運命を享受する男〉イヴ。王道な見た目なのに、『博愛主義者で悪事さえも場合によっては受け入れるものだと思っている』のは愛されることに固執していて盲目になりすぎていますね。だいぶ頭おかしいですね(笑)身体に火傷を負っているようで、仮面はそれを隠すためなんですかね。

 

そしてキレイ系な表紙上段のリュカ・プルースト。美人ですね。22歳ということは、来年死ぬ!?(言い方)

 

次に可愛い見た目のマティス・クロード。

こちらもショートヘヤーかとおもえばロング?年下でだいぶ可愛いですね。全体的な色味が好きです。説明を見る限り、テーマは復讐?キュートな見た目のわりに辛い経験をしてきたんでしょうか。『人を赦す運命』というのが気になります。復讐して断罪したいなら運命とまでは書きませんよね。というか皆に『運命』の文字がありますが、どういう意味で使用しているんでしょう。

 

公開されたキャラたちの中で1番かっこいい系だと思われるシアン。ティザーPVでは顔の半分が隠されていたため舌についている緑っぽい液体はお菓子の類かと思っていましたが、試験管から落ちた謎の液体でした(笑)首元のこれは刺青でしょうか?不思議な模様がありますね。そしてなんと"記憶のダウンロード"を創った張本人。『ダウンロードを繰り返し長い年月を生きている』というのは予想外。これは……ありますねぇ(なにが)

 

2番目に気になるアドルフ。

アドルフもイヴも剣を持っていますが、戦うんですかね。自警団に所属しているようですが、自衛用?にしては剣とは物騒ですね。

きっと真っ直ぐな性格なんだろうと予想します。見た目的にも、よくある主人公の頼れる幼馴染(説明には兄のような存在とありますが)のような感じですし(笑)

そして『人を求める運命と共鳴』というのが謎です。共鳴って?気になる。

 

そして私が1番気になっているアンクゥ。

イラスト腰がエロいでしょー!年齢???歳って明らかに怪しいし、いかにも攻略制限かかってて秘密を握ってる男って感じですよね。彼は特にCVが気になります。希望はCV櫻井孝宏さんでお願いします、理由は何となくです。フェリド様を連想してしまうので、そのせいでしょうか?

『約束を果たせば【普通の女の子】に生まれ変わらせて』くれると言うと言うことは、そういう事ができるんですよね?

 

ディレクターは吉田ミサさん。イラストレーターは剣が君などを担当されている読さん。シナリオはCode:Realizeシリーズや幻奏喫茶アンシャンテなどの中山智美さん。本誌には中山さんのインタビューも収録されています。

バッド・悲哀エンドがメインらしいですが、ダークな雰囲気からしてとんでもなく酷い事になりそうで不安です。幸せに……なるんでしょうね……?

 

とにかくこの先の展開が気になる作品。

特典のポスターは額縁に収納し部屋に飾り日々のモチベを上げたいと思います。

特典情報が更新されたら、いろんな店舗で予約すること間違いないですね。

 

 

 

次に、来年2021年3月25日発売予定のLoverPretend。

 

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通常版パッケージがメチャクチャかわいい。この中で気になるのは、〈壁が厚めな優等生×若手二世俳優〉西嶋理玖。

CV前野智昭さん。二世俳優って、なんか苦悩多そうな肩書きですね。攻略するのが楽しみです。ヒロインもいい意味でクセがなくていい子そうだし、現代物でほのぼのしていそうです。舞台が芸能界なのもTHE乙女ゲームという感じでいいですね。

 

 

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そして2021年4月22日発売予定の時計仕掛けのアポカリプス。2019年のオトメイトパーティーで情報が初公開されてから、すごく楽しみにしていたタイトルです。

『これはバッドエンドから始まる物語』このフレーズ興味が惹かれますよね!

個人的には、もっと繊細な絵柄の方と予想していましたが、意外と花羽彩さんで、全体的に可愛いイメージですね。名前も可愛い。

ヒロインのラチア・フィーリッツちゃん、声がついているみたいですね。楽しみです。今1番気になっているキャラは、ジル・ハニッシュ。CV小野賢章さんなのが高ポイントで、容姿も派手目でなんだか不思議な印象です。全キャラ最近だとあまりいなかったキャストが起用されていて、オトパ参戦が楽しみです。

 

 

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次が2021年発売予定のParadigm Paradox。

なにやら若手声優企画「8P(エイトピース)」さんとのコラボらしいです。

こちらは7月のオトメイトニュータイトルパーティーで初公開されてから、まだ大した新情報はありせん。

『男女逆転で送る ヒーロー×ヴィランズストーリー』とありますが、男女逆転する乙女ゲームって、なかなか珍しいですよね!どんなものになるのか、気になります。

それから、8Pさんはまだオトメイト作品にあまり見られない方が多いですね。知らない方もいるのでどんな演技をされるのか楽しみです。

 

 

この後のスペードの国のアリスは購入予定がないので飛ばします。これ以前の作品を遊んだことがなく、たくさん発売されているらしいのでまだ手を出していません。いつか遊んでみたいです。

 

 

そしてクリエイターズピックアップ、中山智美さんのインタビュー。私は中山さんが過去に担当された、コドリアもアンシャンテも好きなので、終ヴィルのシナリオも期待していて良さそうです。コドリアとアンシャンテ、どちらもパッケージなどからは想像もできない壮大な物語が隠されていて、印象だけで敬遠している方、損していますのでぜひ遊んでみてください。コドリアはアニメ化もされている人気作なので、アニメを見てみるのも良いかもですね。

 

次はオトメイト声優図鑑。様々なオトメイトタイトルに出演されてきた声優さんのインタビューが載っています。総勢19名。この中で気になったのは、ピオフィオーレの晩鐘・オルロック役やDAIROKU:AYAKASHIMORI・瀬見季継役の豊永利行さん。ピオフィの単独イベントで、「オトメイトのイベントは初めて」とおっしゃっていて、意外だったのを覚えています。オルロックと季継は声のトーンが全然違って流石だなと思います。インタビューも、一言で答えられている方が多い中、しっかりと答えてくださっていて嬉しいです(笑)

 

 

その後は発売済みタイトルの紹介や攻略指南などでした。

発売済みのオトメイトタイトルだと、私はニル・アドミラリの天秤が1番気に入っていて、ニルアドスタッフの4月に発売された新作オランピアソワレも勿論遊びました。どちらも素晴らしく面白く、オラソワは今後の展開にとても注目しています。ファンブックの発売が決定しているようで、今のところなにも情報はありませんが、確実に買うことは決まっています。

 

 

 

ここまで読んでいただいた方、ありがとうございました。

オトメイトの新作タイトル、楽しみですね♪

ピオフィオーレの晩鐘 -Episodio1926- (ピオフィ)ネタバレなし感想!

どうも、ご覧いただきありがとうございます!

今回はピオフィオーレの晩鐘-Episodio1926-の感想を書いていきます。

こちらはPSvita・Switchから発売されている作品の続編です。まずはそちらを遊んでから購入されて下さいね♪

 

〈公式サイトはこちら〉

https://www.otomate.jp/piofiore/1926/

 

 

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今回は続編ということで、前作でハッピーエンドを迎えた2人のその後の物語【-BURLONE-】

大団円後を描いた【-ALTERNATIVA-】

前作のFINALEルートアンリエンド後を描いた【-HENRI-】

の3つで構成されています。

おすすめ攻略順なんかもひとつひとつ解説していきますので、どうぞお付き合い下さい。

 

 

 

 

〈★評価  最大★5〉

シナリオ:★★★★☆

システム:★★★★★

糖度:★★★★★

キャラクター:★★★☆☆

イラスト:★★★★★

サウンド:★★★★☆

 

 

シナリオ

全体的にとにかくボリュームがあります。各ルートがそもそもボリュームがあるというのに【-ALTERNATIVA-】にも各キャラのエンディングと大団円エンディングがあって、かなりたくさん遊べます。ルートクリア後に遊べる後日談などはありませんでした。時代背景なども詳しく描かれており歴史に詳しい方にはおっ!と思うシーンがあるかも知れません。前作もそうでしたが、バッドルートに突入してバッドエンドに辿り着くまでがここまで丁寧に描かれている乙女ゲームは少ないです。それからほぼどのスチルも主人公リリアーナの服が違うのも魅力的です。他のオトメイト作品と比べても、特に作り込まれているのは間違いありませんよね。

 

システム

システム面は快適で言うことなし。前作同様MSシステムが良いですね。ただ今回違うのは、見るか見ないかがエンディングを左右しないところです。さらに今回から【ARIA】という前作のシーンをキャラクター視点で描いたSSを見られるというシステムも追加。これは後でメニューからも確認できます。

 

キャラクター

キャラクターについて。沢山のサブキャラクターが新登場しましたが、もう少し掘り下げて欲しかったという思い。まだもう少し説明が欲しい!というキャラが多い。意味深な発言をしておいて、結局はっきりと明言しないなんて事もしばしば。どうにも救いようのないキャラたちばかりで好きになれない方が多いんじゃないでしょうか。それから正直必要なかったんじゃないかというキャラが数名。しかし全員個性豊かで、良い動きをしてくれますのでお楽しみに。前作に引き続き登場するキャラクターたちの、今まで見られなかった絡みなんかもあって面白かったです。

 

 

【-BURLONE-】

大変面白いルートとそうでないルートの差が激しいなと感じましたね。

というのも、前作で人が殆ど死んでしまったようなルートもあったことや鍵の乙女の資格を失ったルートがあることから、新キャラを投入して新しいストーリーが展開されているのですが、それがどうにも差に感じてしまう。反対に生存率が高いルートもあるわけで、そちらの方が前作との繋がりを感じるためやはり面白いです。どのルートもボリューミーで楽しい事には間違いありませんが。

それから少し気になったのが、主人公の使い道。主人公リリアーナは鍵の乙女という役割を背負っており様々なところから狙われてきたわけですが、今作はルートによって資格を持っているのか失っているのかでその重要度が変わってきます。資格を有したままの場合の方が渦中にいるという印象ですが、数名のルートを除いて、基本的に主人公が蚊帳の外です。自分から聞かなければ重要な事を教えてくれなかったり、出来れば黙っていたいなんて思うキャラがいて、色々な事情を察しなければならない。もちろんプレイヤーはMSシステムなるもので把握しているわけですが、リリアーナは説明されるまで知らないまま。なので全体的には主人公の周囲で色々な思惑が渦巻いていて、それについて心を悩ますキャラたちのメンタルケアがお仕事という感じでしたね、もちろんルートによりますが。彼の事を思ってのことでしょうが、だいぶ物分かりがいいです。だから大抵は拠点でお菓子作ったり教会で掃除したり散歩したりしてますね(笑)

あとはみんなの子供時代のスチルがありました。

 

 

それではキャラ別感想

 

 

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ファルツォーネファミリー カポ

ダンテ・ファルツォーネ CV石川界人

 

今回もやっぱりお似合いな2人。

このルートでは主人公の出自について深く関わってきます。

繊細で優しく、マフィアとしての人生を必死に足掻きながら進むダンテ、そしてそのダンテを暖かく包み込み支えてあげる主人公リリアーナ。

お互いがお互いを穏やかに見つめ理解し合っているからこそ、これからも歩んでいけるんでしょうね。

 

 

 

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ヴィスコンティ一家 ボス

ギルバート・レッドフォード

 

色々な場所に連れ回してくれたり明るく頼りがいのあるギルバート。今回はギルバートと縁のあるらしきユージーンという新キャラが登場して、引っ掻き回してくれました。どんな時も信じられるので、安心です。ギルバートがこの街に来る前の事なんかも少し知れました。

 

 

 

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老鼠 首領

 

少し違和感があったのが、前作のエンディング・後日談や特典やらの色々なSSなんかを見る限り、楊は結構主人公に振り回されて心を許していたように思えたのですが、主人公はメチャクチャ楊に気を使ってるし元からですが楊も扱いづらくて恋人になったん……だよね?という感がありましたね。そんなところが魅力なんでしょうけれど。しかし楊の考え方なんかに変化が現れており主人公が彼に影響を与えているのは確かです。まだまだ危険な恋なので、選択肢に注意です(笑)

 

 

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ファルツォーネファミリー アンダーボス

ニコラ・フランチェスカ

 

今回個人的に1番面白かったニコラルート。

ここまでやって初めて、彼のルートは終わるように感じます。ファルツォーネの血を継ぐニコラと鍵の乙女の運命が交差して、大変面白い事になりました。そしてこれまでで1番の、どのエンディングより真のハッピーエンドのように感じます。

フランチェスカ邸にもお邪魔して、ジュリアの旦那さんも出てきます。

私はこの2人のカプが1番お気に入り。最初から甘々で幸せそうです。

 

 

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教国の使徒

オルロック

 

なんだか前作よりもとっても可愛くなった気がするオルロック。オルロックと主人公は、他のキャラが大人なだけに、等身大の恋という感じでした。2人は再びブルローネへと戻る事になるのですが、そこでもオルロックのこれまでが深く関わってくるわけです。

それからここでやっとエミリオの正体が詳しく暴かれます。しかし意外とあっさりとした明かし方だったような気がします。

 

 

 

〈おすすめ攻略順〉

少しづつ謎を解き明かしていきたい場合は

楊orギルバート→オルロックorダンテ→ニコラ

がいいのではないでしょうか。最後にニコラを持ってきたのはですね、ニコラルートは比較的生存率も高くシナリオがこれまでの要素をひっくるめたような内容で完成度がかなり高かったので、最後にしてみました。

しかしどこから特攻しても大丈夫そうです♪

 

 

【-ALTERNATIVA-】

1926年のブルローネの1〜8月を描くショートストーリーパートと9〜12月を描くフローチャート搭載のメインパートに分かれています。

ショートストーリーパートではサブキャラたちとの交流やそこで初めて明かされる新事実や意外な一面なんかもありほのぼのしていて楽しいです。

メインパートでは、いずれかの3組織に滞在しながら、新たな敵、ファントムから届く殺人予告や謎をブルローネマフィアと解き明かしていきます。それぞれ各キャラとのエンディング・大団円が用意されておりボリューム満点。新キャラファントムもいい性格をしています。公式サイトから見ても分かる通り、仮面に舞台衣装のような服装……これはあの人を連想してしまいますね。

 

 

【-HENRI-】

 

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前作の隠しキャラクター、アンリとのその後を描いた物語。

こちらは【-ALTERNATIVA-】でいずれかのエンディングを迎えると解放されます。

1925年の事件が終幕しブルローネを離れていた2人ですが、2人に起きた衝撃的な事件をきっかけに再びブルローネへ。

このルートでの主人公はどこか感情的。アンリが穏やかに導いてくれるおかげか、彼にとても心を開き甘えてしまう主人公が、これまでのどのルートとも違っていてかわいいです。恋に四苦八苦しながら事件を解き明かしていき、心の惹かれ方具合がこれまた絶妙。序盤から主人公はアンリに惹かれていますが、それが実るのはまだまだだいぶ先なのです。

 

 

 

 

 

色々語り尽くしましたが、ピオフィオーレの晩鐘にはなんとも言い難い魅力がありますよね。犯罪組織であるマフィアの支配する街で、ただの普通の主人公が突然危険な日常に飛び込んでしまう。ルートによっては恋が芽生える可能性もあったはずの相手から殺意を向けられたり、大切な人を奪われたり……幸せになる過程でも犠牲を払う事になってしまったり。バッドエンドは辛いですし、悲しい事も沢山起こりましたが、それだけにハッピーエンドを迎えると幸せを感じます。ぜひみんなに幸せになってもらいたいものです。

そして未だに疑問なのが、『ピオフィオーレ』ってなに??

 

 

 

さて、ここまで長々とお付き合いいただきありがとうございました!

出来ることなら、ブルローネに行ってみたいものですね。